左にフレームが表示されていない場合は、ここから入りなおしてください。

98/8月9月10月12月99/1月4月7月10月、00/1月4月
01/1月2月3月4月5月8月11月、02/1月9月.03/1月5月12月


GAME STAR 営業日誌 98.11月
1998.11.10(火)
うーん、知らぬ間に一週間以上がたっておる。
気にはしておったのだが、日誌を書く暇がござらぬ。
仕方がござらぬ。
またあの変な、あ、いやいや、
芸術的香気ただよう「ゲーマーM」の文章に登場してもらうとしよう。
ああ、本意ではござらぬのだが。

−ゲーマーMのゲーム講座−
『インベーダー』
やっぱり出た。インベーダー。
 こいつにはかなり貸しがある。ファミコン買って、
ゲームセンターですった金を取り返してやるぞ、
と思ってファミコン買った人も多いのではなかろうか。
ところが、もちろん、ざんねんながら、
これはパチンコ屋で負けた金をパチンコ台買って取り返そうとするようなものでなんの意味もない。
パチンコ台なら家で腕を磨いて実地にのぞんで元をとるということもあるが
ゲームセンターではそれもかなわない。
しかたなく金を入れなくてもいい分だけ得したのだと
自分にいいきかせながらテレビ画面に向かうのである。
ブッ、ブッ、ブッというなつかしい音、現今のゲームみたいに余計な音楽がない。
四角い砲台、四角い基地、四角い敵。
つかの間のノスタルジアにふけっていると、両手を上げたり下げたりした敵が迫ってくる。
一画面に一発しか弾がでないのでねらいすまして撃たないとあとから辛いことになる。
これのコツは横一列に敵をやっつけてゆかないことだ。
縦横に並んでいる敵の縦一列づつを消してゆく。
そうして敵の数が半分くらいになったら左から二列目の敵を縦にぜんぶやっつけて、
雨あられとバクダンを落としてくる敵のすきまに入り込む。
おらおら敵はどんどん迫ってくるぞ。
しかしここで慌ててはいけない。
泰然自若として彼らがせめてくるのにまかせるのだ。
そうして最下段の敵がうちの基地ぜんぶをぶっつぶした時を見はからって
彼らの真下へもぐりこむ。
すると、なんと(みんな知ってても笑うなよ)真上の敵の攻撃は自機にあたらないのだ。
そこで敵を盾にしながら最下段の一列を横にやっつけてゆく。
最下段の敵をぜんぶやっつけると、また次の奴がおりてくる。
敵の数がすくなくなると奴らのスピードは速くなるから
もうあまり泰然自若とはしていられない。
「おらおらおら」と知らぬ間に口走っていることもある。
ぶっ、ぶっ、ぶっ、というのどかな音はもうビビビビビという感じで、
とても悠然とはしていられない。
手に汗にぎるとはこういうことをいう。
しかし手に汗にぎってコントローラーをすべらすわけにもいかない。
もっとも辛いところである。
あと二三機というところで敵のスピードはめちゃくちゃはやくなっているから、
撃ちもらして隣の奴の落とした弾にあたってしまう。
「ああ」と叫んだ瞬間に画面はまっ赤になる。
自機はあと二機だ。
ちくしょうと叫ぶ間もなく同じ状態で画面が再現される。
敵が目のまえにきているところに自機があらわれるので
すぐに爆弾にあたってしまう。
「んなのありかよお」
しかしぼやいているひまはないのである。
あと一機。
この野郎!。画面を縦横に走りまわっている敵をやっつけてやっとひといき、
つくひまもないのである。
ぜーんぶやっつけたインベーダーの大軍の第二軍がすぐにやってきて、
最初からまた一機一機たおしていかなければならないのだ。
このシステムが辛いという人は、わたしは人生を生きる資格がないと思う。
インーベーダーをはじめとする初期のゲームはすべて人生を摸しているからだ。
ひっきりなしにあらわれる敵。
それをやっつけてやっつけて、
一掃してしまうとまた非情にも次の敵が揃って出てきて、
それがまた前の奴よりうんと強かったりする。
行きつくところはひとつ。死あるのみ。
何回くりかえしても、死あるのみ。
後年こういう非情さを救うためにエンディングのあるゲームが出るようになったが、
わたしは物事にそう簡単にエンディングを設けてもらいたくないと思うものである。
死あるのみ。それでいいじゃねえか、と思うものである。

渋いーーーーー。店チョー渋いっすよ。くわっこいいーー。
とでもいっとかないと冬のボーナスもらえないよーな気がするので、いいますよ。
くわっこいいーーー。キャー。
乗ってる奴はこんなかな

1998.11.23(月)
ああ、知らぬ間に時が。
前にも同じようなことをいっていたような気がするが、
まったく二十歳過ぎると時の過ぎるのが速いよ。
ぷっ。
誰だ、笑ったのは。
嘘ではないぞ。
あくまで、嘘ではない。
とにかく、忙しい。
感謝すべきことであるには違いないのだが、忙しいのじゃ。
で、また、うーむ。不本意である。
拙者、不本意であるぞ。

−ゲーマーMのゲーム講座−
『平安京エイリアン』
次に登場するのは平安京エイリアンである。
このゲームはインベーダーやパックマンほど一般的でないので
少々説明がいるかもしれない。
設定はようするに平安京の都にエイリアンがあらわれて、
それを検非違使(じぶんが動かすキャラクター)が退治してゆくというものだ。
インベーダーやパックマンならコンピューターゲームという気がするが、
とつぜん「平安京」とは何事だろうと当時おもったものである。
しかしなんのことはない。
画面の舞台となるところが碁盤の目のような通路なので「平安京」なのだ。
検非違使はとうぜん「平安京」だから検非違使となったのだろう。
そうして敵はエイリアン。
インベーダーもそうだがコンピューターゲームの敵はほとんど異星人とか怪物とかである。
人間が敵であったり、
敵の名前が山田とか鈴木であったりすることはまずない。
ましてや親とか兄弟とか教師とかにっぽん国首相であるとかいうことはぜったいにない。
やっぱり殺す相手がそういった人物ではまずいのかと思ったが、
ゲームをやってみるとじつはそうではないことがわかる。
前にも書いたがけっきょくは負けて殺されるのである。
負けて殺されるのがにっくき親や兄弟や友達や
にっぽん国首相ではよけいにストレスがたまるではないか。
エイリアンや怪物どもならまだかわいいものだ。
で、ゲームの説明。
検非違使(じぶん)はウロチョロと動き回っているエイリアンにつかまらないように、
碁盤の目の通路を逃げながら道に穴をほる。
検非違使のくせに刀いっぽん持つことを許されないほど上司のウケが悪いのである。
しかもあいてはエイリアンだというのに刀はおろか、
スコップ一本なく(逃げまわっている「じぶん」をみていると、
やっぱり手にはなんの道具も持っていない)、
手で道に穴をほって目の悪いエイリアンたちがその穴に落ちるのを待っていなければならない。
しかも、穴ほって奴らが落ちるのを待っていると、
ほった穴があるのとは反対の側からエイリアンがやってきてパクリと
(敵の姿はなんだかパックマンによく似ている)食べられてしまう。
じゃあ両方に穴をほって待ってればいいのかというと世の中そうあまくはない。
落ちた奴はちゃんとその場へいって穴をうめないとまたはい上がってくるし、
しかも、しかも、ある時間内にぜんぶの敵をやっつけないと、
知らぬ間に第二軍第三軍のエイリアン軍団がやってきて、
もうウジャウジャと画面は敵だらけになってしまう。
しかも、しかも、しかも、片っぽううめているうちに、
もう片っぽうの穴に入っていた奴がはい上がってきたりして、
せっかく半分くらいうめた穴の前で身動きならずにパクリなのである。
かくして上司のウケの悪い検非違使が、
単身ひっしでエイリアン侵入を阻止しようとしたにもかかわらず、
上層部はそれを信用して援軍をださなかったばかりに、
平安京の都はエイリアンの天下となるのであった。

「にっくき親や兄弟や友達やにっぽん国首相」って、
なんか、ちょっとやばくないすか。
でもまあ、時間もないことだし、仕方ござらぬか。
一匹狼=孤立無援(一人だけで戦うこと)。こじつけかな。


98/8月9月10月12月99/1月4月7月10月、00/1月4月
01/1月2月3月4月5月8月11月、02/1月9月.03/1月5月12月



お問い合わせ先:info@gmstar.com