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1998.8.13(木) |
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1998.8.14(金)
よい天気じゃなー。世の中、盆で休みじゃのー。 店は開けていても暇じゃー。 昔はよかった、とはオーナーからよく聞く話じゃ。 ファミコンのドラクエ2が出たときなどは店の前に八千人の人が並んだそうじゃ。 ドラクエ3が出たときには店の前に一万三千人の人が並んだそうじゃ (我々店員は信じていないが、信じる人は信じてあげてください)。 それが最近は暇なので、開店して三十分レジが動かないことがある。 我々は仕方なくショーケースの拭き掃除など始めるのであるが、 そんなとき、オーナーはいうのである。「昔はよかったなあ」と。 「昔はよかったなあ、ファミコンが欲しいと客が土下座するので仕方なくくれてやったわ」 「ええ!ただで?」と問うと、 「たわけ、商売人がただで商品を渡すなどということがあっては、 お天道様に申し訳が立たねえ。ちゃんと定価でくれてやったのだわ」と。 「それはオーナー、くれてやったとはいわず、 買っていただいたということではござんせんか」、 とは思いつつも、言い返せないのであった。 オーナー性格悪いからな。給料日に給料半分減らされてたらやだもの。 ![]() ↑RPGです(なんか火を吹くほうによけてない?)。 |
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1998.8.20(木)
なんと、二日坊主に終わるところであった。 気がついたら、もう一週間近くたっているではないか。 なんと、時の過ぎるの速いことよ。この時の過ぎるスピードというのは、 測れるのだろうかと昔考えたことがある。しかしそれは無理であることがわかった。 速度とは何であるか。速度とは「移動した距離」÷「時間」である。 分母に時間があるので、時間自体のスピードは測れないのである。 はれ? 拙者、今日はなにをしゃべっておるのだ。暑さで頭が狂ったか。 そういえば(と、突然脈絡のない話に飛ぶ)、 「お店に聞く経営アドバイス」という記事があって、そこにはこう書いてあったのですね。 「店舗経営で一番重要なことは?」という問いに、 そこの店長とおぼしき人は、こう答えていたのである。 「ずばりゲームに対する愛情ですね」。 おお、あ・い・じ・ょ・う・! 愛を忘れてゲームを売ってはならない。 ゲームを売るのに一番大切なのはあ・い・じ・ょ・うだったのだ。 これには目から鱗、青天の霹靂、猫に小判、馬の耳に念仏、というわけで、 これからゲームを売るのに愛情だけは忘れないようにいたしますので、 どうかよろしくお願いします。 LOVE、忘れないので、買ってね、うふ。 |
| 1998.8.22(土) 暇じゃ。ひま。ヒーマ。なんでこんなにみんなゲーム買わないのだろう。 昨日、同業の人がきて(同業ってゲームショップ屋さんね。 とーぜん。お笑い関係の人じゃないよ)、 あんまり暇なんで高校野球がじっくり見られてよかったと話していた。 そうか、暇なら暇なりに時間をつぶす方法はあるわけだ。 といっても、店内に入ってくるお客さんはないわけじゃなし、 ずーっと高校野球見ているのもなんだし、 もともと拙者あまりあの高校野球というのが好きでない。 というわけで、何しよーかなーと考えていると、 今朝方スーパーファミコンと森田将棋買っていったお客さんが 紙袋抱えてやってきた。 「おい、兄ちゃん」 「はっ」 「これ、つかんぞ」 「はあ?」 「はあ、ではないわ。馬鹿者」 「へえ」 「へえじゃねえ。つかねえといっとるんだ」 「そんなはずないですけどねえ。 ソフトもハードも新品で買ってゆかれたんですし」 「何をいっとるのかわからんからカタカナは使うな。わかる言葉で話せ」 「テレビと本体、このコードでつなげました?」 「おお」 「で、電源コードは?」 「コンセントのことか」 「そですけど」 「コンセント入れなきゃ映らんことくらいガキでも知っとろうが。 おまえ、俺を馬鹿にしてるのか」 「いえ、そんな」 「百聞は一見にしかずだ。やってみろ」 おお、年寄りは古いことわざを知っておる。 拙者は早速おじさんの持ってきた袋からSFとROMとコード類を取り出して、 「SF」とか「ROM」とかいったらどうせまた怒鳴られるに決まっているから、 もくもくとセットしたのである。 TVにつながっているプレステのコード抜いてSFのAVコードつなげて、 電源コード、コンセントに差し込んで、ROMをセットして、SFのスイッチオン。 じゃじゃーん、 とは別にいわないけれど、ちゃんと映るやんけ、森田将棋。 「あの、映りますけど」 「はれ?」 「はれじゃねえよ、このく****」 (お客様は神様です。心の中の言葉でも、くそじじいなんて絶対いえません。 あ、いってた)と、思ったとき、 「なんだ、そのカセットは穴の中に差し込むのか。 わしは穴の中に置いとけばいいのかと思った」とおっしゃるお客様。 「ぬわにぃー、このく****。 てめー、ROMを差し込まずにつかねえなんていいに来やがったのか」 とは思うものの、「ははは」と顔では笑いながら、 「ここの穴にぐっと差して遊んでくださいね。あははは」というと、 「買ったときにちゃんと説明しろよな、兄ちゃん。 こんな科学の先端を行くコンピューターの使い方なんか、 みんながみんなにわかるわけじゃねえんだからな」 恐れ入り豆。こんな人も世の中にはいるのだよ。 よいべんきょーになりました。それから、よい暇つぶしにもね。あは。 ![]() ↑ROMを差し込んで使うと知った時のおじさんの顔 |
| 1998.8.24(金) すごい雨ですね。台風の影響で、今日は全国的に雨らしい。 そうして日本各地で集中豪雨で、TV見てても洪水のニュースばっかりやっている。 実は拙者、自動車通勤しているのであるが、今日の雨には参った。 車に乗ろうと駐車場まで行ったところ、 駐車場は海と化して車の天井すら見えぬではないか。 仕方ないのでスキューバの道具を取り出して−−。 あ、信じないわけですな。信じるわけないか。 でも車のワイパー、ハイスピードで動かしてもちっとも前が見えなかった。 これはほんと。まるで海の中を走っているようで、 窓ガラスの外を銀色のマグロが泳いで横切っていった−−。 あ、信じないわけですな。まあ、そうでしょう。 で、ようやく店の前に着いた。 おお、黄色い傘差して、小学生が3人待っているではないか。 こんなどしゃぶりの雨の日に、まあ、なんとありがたいことよ。 拙者、オーナーに変わって店を開ける大役を仰せつかっているのである。 子供は拙者の顔を見ると嬉しそうに、 「待ってたよー」という。 「そうか、そうか。で、何買いに来たのかなー」 「はやく開けて、はやく」 「おう、おう」 拙者、がらがらと店のシャッターを開ける。 ドアを開けるまもなく、3人の子供は店の中へなだれ込む。 「こらこら、傘は外の傘置きにおいてくださいねー」 言うても聞かぬ。店の中で傘振り回しておる。 このGAKYAAAAと、思ってもゆーてはならぬ。 この雨の中、開店を待っていてくださった大切なお客様なのだ。 「さ、さ」 と拙者、みなさまの傘をお持ちして傘立てに納めにゆく。 「はやく、はやく」 「はは、してご所望の品はなんでござるか」 「ポケモンスタジアム」 「ははあ、まことにありがどうござりまする」 このポケモンスタジアム、NT堂が(こう書けば誰にもわかるまい。 なに、わかる?。そ、そんな馬鹿な)分納ちゅーて、 売れなくなった頃にいっぱい店に入ってくるようなシステムをとってるので、 倉庫に山積みになっているのである(パッケージもでかい)。 はっきり言って、売れるのは嬉しい。拙者で嬉しいのだから、 オーナーなどは泣いて喜ぶ。 拙者、棚から一個ポケモンスタジアムを取り出してレジを打とうといたした。 が、小学生のお客様はレジの前におらぬ。どこへ行かれたのか。 「買った」という声がした。 「はは、ありがとうござりまする」 しかし小学生のお客様のいらっしゃる場所はレジの前でない。 N64のデモ画面の前である。そこに3人集まって、 ポケスタ対戦で騒いでおるのだ。 「かった」は、「買った」ではなく、「勝った」だったのである。 このGAKYAAAAと、思ってもゆーてはならぬ。 ならぬのじゃあーーーーー。あ、疲れた。 ![]() ↑店の中をお走りになるお客様 |